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ニトウブログ
日本の少子高齢化、その原因はどこにあるのか!?
先週は11月30日の「年金の日」から、少子高齢化により「公的年金制度の崩壊」についてクローズアップしました。
今日は日本の少子高齢化の原因はどこにあるのか!?を探りました。
長寿という言葉に「寿」というおめでたい文字がつくので、本来は長生きすることは大変おめでたいことです。しかし、高齢者が増加すると、社会保障に要する額が増大し、年金や医療費などに莫大なお金がかかります。
現在、日本人の総人口のなかで、子供が少なく、高齢者が多い、非常にバランスの悪い社会です。
高齢化社会とは、総人口のうち高齢者の占める割合が増加した状態のことをいい、一般的には高齢化率が7%~14%を「高齢化社会」といい、14%~21%を高齢者が占めるようになると「高齢社会」、そして21%を超えるようになると「超高齢化社会」と言います。
現在(2020年)総人口のなかで高齢者が占める割合は、28.7%ですから日本は現状「超高齢化社会」になります。その高齢者が占める割合は、過去最高を更新し続けています。
また、65歳以上の高齢者の就業割合も13.3%と、こちらも過去最高を更新しました。
では、なぜ高齢者が占める割合が増えたのでしょうか。
まず、長生きされる方が増えていることがあります。
昭和35年の頃は、男性の平均寿命は65.32歳、女性は70.19歳でしたが、今では男性が
81.41歳、女性は87.45歳と、日本人の平均寿命が15~18年も長生きするようになったこことが原因です。
その原因は、高度な医療技術や薬の発達と、医療制度の充実している環境も、日本の長寿を支えていると考えます。
そして、出生率と出生数の低下により、若年人口の減少が高齢者の占める割合を引き上げています。その出生率は、1925年の5.11から下がり続けて、2005年から徐々に上昇して行き、2015年から再び下降し、2019年には1.36まで下がりました。
また、出生数は1949年のピークで269.7万人でしたが、以降は下方の一途で2019年には86.5万人と、ピーク時の三分の一になりました。
他にも少子化が進行する理由として、女性の社会進出での働く女性が増えたことで、女性が子供を産み育てるたりすることが難しくなったことや、男女とも結婚をせずに単身で過ごす割合も増加しています。
ここまでの話をまとめると、
- 高度医療や薬の発達により、平均寿命が昔よりも15~18年延びたことで高齢者が増加
- 出生率と出生数の低下により、少子化が加速し、高齢者の占める割合が上昇
このことで社会保障費「年金・医療・福祉」の歳出は、平成7年には65兆円でしたけど、20年間で176%も増加して114.8兆円にまで増加しました。
少子高齢化の影響は、確実に国の財政赤字に拍車をかけ、今後も歳入の不足は国債を発行することで補うことになります。
もう国に頼れない以上、自身の未来は自助努力が必須です。
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