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ニトウブログ
あの流行語を生んだ低金利
経理です
「倍返し」と言えばあの人気シリーズ「半沢直樹」の代名詞ですね。
9月に放送された最終話の瞬間最高視聴率は35.8%を記録したそうです。
前作が放送された2013年には決め台詞の「倍返し」が新語・流行語大賞にも選ばれました。
ちなみに2013年の新語・流行語大賞には「倍返し」の他に「今でしょ!」「じぇじぇじぇ」「お・も・て・な・し」が
選ばれ過去最多4語となったそうです。
どれも懐かしいですね。
作中で「半沢直樹」の職業は銀行員ですが、出向先の証券子会社では投資銀行マンとしても活躍します。
銀行にとって証券子会社とはどういう位置づけなのでしょうか。
かつては、銀行業務と証券業務を区別する「銀・証分離」の厳格な垣根が存在していました。
銀行が両方を生業とすると、利益相反がおきかねないと考えられるからです。
銀行は貸付金の利息で儲けている一方、証券会社は企業が発行する株式や社債の
販売手数料で儲けているためです。
現在は、銀行・証券の相互参入が「業態別子会社方式」によって認められているのですが、
そのきっかけが近年の低金利にあるようです。
リーマン危機後、金利の低下に加え、企業の借入れも減少しました。
結果、利ざやだけで銀行が利益を捻出することが難しくなったのです。
2006年の法改正により銀行・証券の相互参入が認められたのは必然だったのでしょう。
ただし、金融商品取引法による銀行と証券の分離規定は続いています。
この半沢直樹シリーズですが、派手な演出はさておき、M&Aや企業再生などが題材となっています。
その点では、現実社会でも起こりうる内容と言えます。
例えば、作品中に出てくる敵対的M&Aについては2005年にライブドアがニッポン放送へ仕掛けた
TOB(株式公開買い付け)が思い出されます。
当時のライブドア側、ニッポン放送側にもドラマの様に活躍した投資銀行マンが
存在した可能性がありますね。
さて、可能性といえば!
私たちはお客様へ幸せと可能性を提供するために存在しています。
今後も共に働く社員、そしてお客様への感謝の気持ちを忘れず、
マンション運用のお力になれるよう頑張ります!
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